2016-08-05
サッカーゴールネットのひみつ
~六角目ネットとは?サブポール式とは?~

サッカーの得点シーンには注目が集まりますが、そこで使われているゴールやネットに注目する人は少ないと思います。 今回は、サッカーゴールネットに関して、ちょっと友達にウンチクを語れるようなお話しをご紹介いたします。
誤審防止のためのサブポール式ゴール
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2002年11月10日、全国高校サッカーの岡山県大会の決勝戦のことです。
1-1で迎えた延長戦で、明らかにゴールしたボールがノーゴールと判定され、決勝点を決めたはずのチームが、結果的にPK戦で敗れてしまうという”事件”が起こりました。
主審は、ゴール内のフレームに当たって跳ね返ったボールを、ゴールポストに当たって跳ね返ったものと勘違いしてしまったのです。ゴールの中のフレームが問題となったのです。これは後に明らかな”誤審”とされ、当時のJFA川渕三郎キャプテンが、チームに謝罪したほどでした。
その2002年は、日本でサッカーワールドカップが開催された年です。
ワールドカップで使用されるゴールは、ゴール内にフレームがなく、ネットを後方から吊り上げる「サブポール式ゴール」に規定されていました。もしこの「サブポール式ゴール」が岡山県の決勝会場で使われていたら、誤審は起こらなかったかも知れません。
2002年6月のW杯開催と、11月の”誤審事件”がきっかけとなったためか、この頃から国内のサッカー主要会場で「サブポール式ゴール」が採用されるようになりました。
今ではJリーグや国際試合の試合会場はすべて、「サブポール式ゴール」が標準規格となっています。
六角目ネット
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スタジアムの「サブポール式ゴール」には、一般的に「六角目ネット」が使用されています。
六角目ネットは、四角目ネットと違って縦・横に加えて”斜め”にも伸縮するため、ボールをしなやかに包み込んで柔らかく膨らむ性質を持っています。そしてゆっくりとボールが落ちていく「間」を演出します。この演出のために、スタジアムでは「六角目ネット」が使用されます。
当社の「六角目ネット」は、通常よりも柔らかい素材を用いて、しかもバネのように伸縮する編み方を採用しているため、より柔らかくボールを包み込むことができます。
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サッカーゴール六角目ネットRT-N160512
旧霞ヶ丘国立競技場のこだわり
“サッカーの聖地”といわれた旧霞ヶ丘国立競技場では、ゴールネットにも”プロのこだわり”を持たれていました。
ネットを納入するに当たって、当社に以下の要望が提示されました。
- ① ゴールの存在感を引き出したいので、通常より細かい目でネットの白さを際立たせたい。
- ② ボールが吸い込まれる滞空時間を長く演出したいので、南米のサッカー場のようにネットの奥行きを深くしたい。
さすがに、ここまでこだわります。
そして、ネットの天井部がたるまないよう、試行錯誤して完成したのが下の写真製品です。
プロの世界の厳しさとこだわりを痛感するとともに、”聖地”の演出に貢献できる喜びを実感いたしました。
南米やヨーロッパのスタジアムでも、様々な形や色のネットが使われています。
これらに注目してサッカーを観るのも、別の楽しみができるのではないでしょうか。
クラブカラーを演出するカラーネット
Jリーグの各チームは、クラブカラーでホームスタジアムの雰囲気を演出しています。
当社では、多くのJリーグチームにカラーネットを納めています。
縦、横、斜めのストライプや、格子柄など、様々な色と柄のネットが使われていますので、テレビなどで観戦する際には、各クラブチームのネットの柄や色を見比べるのも面白いのではないでしょうか。
サッカーゴール カラーネット
このようにサッカーゴールネットも、色々なスタイルや個性があります。
今度サッカーを観るときには、サッカーゴールネットにも注目してみてくださいね。
宜しくお願いいたします。